くすりの種探し―血管内皮と病気
本, 真崎 知生
によって 真崎 知生
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メディア掲載レビューほか くすりの種探し 薬理学者である著者が、創薬標的の探索と新薬の開発についてエッセー風にまとめた本。薬の作用と創薬の歴史、特に循環器系疾患の薬の詳しい説明、およびゲノム創薬を解説している。著者の研究チームは、1988年、血管内皮由来の生理活性ペプチド、エンドセリンを発見した。本書ではこのペプチドの研究の歴史が、草原だった30年前の筑波の描写から、詳細に説明されている。著者らの研究から得られた知見は、製薬企業によるエンドセリン受容体拮抗薬として生かされ、米食品医薬品局の承認を得て患者に投与されるまでになった。当時の技術は現在とは比較にならないほど原始的なもの。それでも発見できたのは、研究チームの工夫と協力の賜物だ。この経験から、著者は、ゲノム創薬の時代になっても学問は根本的に変わらない、と結論している。 (日経バイオビジネス 2004/10/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.) -- 日経BP企画 内容紹介 世界的に注目されている日本の創造エンドセリン <エンドセリンの発見者が語る薬理学の重要性と創薬へのかかわり> 本書では主として筆者がかかわってきた血管系とそれにかかわる疾病に効く医薬品について考えた。薬の開発と使用に関しては、薬物と生体の相互作用を研究する薬理学という学問が重要である。筆者は長い間薬理学という学問の分野で、創薬科学における薬理学の役割を意識しながら仕事をしてきた。大学の医学部における基礎医学は、病気の診断や治療のために、まず正常の身体構造と機能を理解し、そのうえで病態を理解するのがその役目である。したがって私は薬の種探しの第一歩は身体の仕組みと病態を解明することであると思っている。 内容(「BOOK」データベースより) エンドセリンの発見者が語る薬理学の重要性と創薬へのかかわり。 内容(「MARC」データベースより) 新しい薬が生まれる背景に鋭くメスを入れる! 科学の著しい進歩によって、がんや脳血管疾患によく効く薬が開発されている。その背景や躍進著しいゲノム創薬について、医学薬理学の第一人者が分かりやすく解説。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 真崎/知生 1962年東京大学医学部医学科卒業。筑波大学教授、京都大学教授、国立循環器病センター研究所所長を経て、現在、大阪成蹊大学学長、筑波大学名誉教授、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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どのようにして薬ができてくるか、また、その薬になるきっかけをどのようにして見つけるか、手に汗を握るようなおもしろさがあった。
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