ロスト・ラヴ ハーレクイン・ロマンス
本, キャロル モーティマー
によって キャロル モーティマー
4.9 5つ星のうち 1 人の読者
ファイルサイズ : 20.31 MB
交通事故で顔に激しい損傷を受けたジャッキーが望んだのは顔面を復元する手術ではなく、別人に生まれ変わること。整形手術で新しい顔を手に入れた彼女は過去の弱い自分を捨てた。ブルック・アダムソン。それがいまの彼女の名前だ。夫に奪われた息子との再会を果たすためには強くならなければ!大企業のトップで仕事人間の夫レイフとの結婚はつらい思い出ばかり。何がいけなかったの? どこを間違えたのだろう?そこにあると思っていた愛は最初からなかったのかもしれない。でも、どんなことをしてでも息子に会いたい。たとえレイフにどう思われ、どれほど邪魔をされようとも。■ハーレクイン・ロマンスのベテラン作家キャロル・モーティマーが描く、運命的な再会と愛の再生の物語です。はらはらする展開も存分にお楽しみください。
ファイル名 : ロスト-ラヴ-ハーレクイン-ロマンス.pdf
以下は、ロスト・ラヴ ハーレクイン・ロマンスに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本国での上梓は1984年の作品ながら古臭さはありません。交通事故を利用して、整形手術で別人になるという強引すぎる設定ではありますが、上梓が1980年代であるを考えると、当時だと現実的に可能な範囲の設定だったかと思います。何せ、まだポケベル(知ってる?)も存在せず、パソコンも一般普及しておらず、携帯やスマホは夢の夢、DNA鑑定もなかった時代ですから。役所の書類もすべて人の手で行う時代の物語です。書類なんて偽装しようと思えばいくらでもできそうです。何でもありの時代です。そんな時代回顧はさておき、別人になることによって、過去と心から向き合うことのできた一人の女性の物語です。元夫のヒーローと向き合うことで、冷酷な暴君だったヒーローの真の姿が少しづつ分っていき、氷のようだったヒロインの心を溶かしていきます。ヒロインもまた当時の自分の未熟さに気付き、結婚生活の破たんはヒーローだけでなく自分にも原因があったことを理解します。ヒロインの正体を知った後のヒーローや家族の態度も誠実で素敵です。ヒロインが幸せになって本当に良かったです。読後の満足度は充分すぎるくらい。お気に入りになりました。
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