更級日記 平安時代の元祖文系オタク女子の日記
本, 清水 康代
によって 清水 康代
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ファイルサイズ : 20.27 MB
内容紹介 1000年前の文学少女、菅原孝標女は、今の時代にもいそうなとっても魅力的な文系オタク女子。『物語』が読みたすぎて仏像を彫ってもらったり、念願の『源氏物語』を手に入れたら几帳(きちょう)に引きこもって読みふけり、結婚なんてどうでもいいと思ってしまったり…。現代のオタク女子にもきっと共感できて、とってもわかりやすい教養コミック!!☆入試や試験によく出る『更級日記』名場面集の一言解説つき! 内容(「BOOK」データベースより) 1000年前の文学少女、菅原孝標女は、今の時代にもいそうなとっても魅力的な文系オタク女子。現代の女性たちもきっと共感できて、とってもわかりやすい教養コミック!入試や試験によく出る『更級日記』名場面集の一言解説つき!! 商品の説明をすべて表示する
ファイル名 : 更級日記-平安時代の元祖文系オタク女子の日記.pdf
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たまたま人が持っていた「更級記紀」、「えっ、更級日記」じゃないの?帯びがずれていた。出たばかりらしいが、面白そうと早速借りてきた。千年前に書かれた日記だが、高校の古典では定番なので、当時最後まで読んだ者にも最初の触りだけを読んだ者に、このコミック版は懐かしさと新しい発見で決して退屈しないだろう。源氏物語や当時の文芸書への憧れの少女時代、恋に恋する乙女時代、家族への愛情や離別や死別の悲しみの青春時代、宮仕えと結婚の熟年、夫との死別や仏教に帰依の老年時代などを彼女の生涯を巻物や鏡のように生き生きと映し出してくれる。分かりにくい当時の社会背景の解説も適所にあり、絵の方も主人公を中心とした中級貴族の生活や雰囲気を堅苦しくもなく見事に表現しているのでついつい引き込まれてしまう。特に年表も付いているので年号、年齢、イベントを照らし合わせながら読むと、彼女の成長や喜び悲しみななどが一層わかる。西欧で教育を受けた私には、千年も前にこのような素晴しい文芸作品が書かれ今も残っているなんて、日本てすごい国なんだな、とこのコミックを読みながら深い感慨にひたっている。
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