男性の誕生―『黄金のろば』の深層 (ちくま学芸文庫)
本, M.L. フォン・フランツ
によって M.L. フォン・フランツ
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ファイルサイズ : 23.62 MB
内容(「BOOK」データベースより) 女性は女性で「ある」が、男性は男性に「ならねばならない」。では、男性が精神的な成熟を得るには、何が必要とされるのか。「男らしさ」という概念がますますあいまいになりつつあるいま、男性が精神的に一人前になるのはいっそう困難さをましている。本書は、この難題にユング心理学の立場から迫る。ローマ時代の古典小説『黄金のろば』を題材にとり、ろばの姿に変身した主人公がさまざまな試練を経て人間に戻る、というこの物語を、“男性が母親コンプレックスを克服して成長するプロセス”の象徴ととらえ、“内なる女性性”、ひいては自己を抑圧することなく解放・統合することの重要性を明らかにする。
ファイル名 : 男性の誕生-黄金のろば-の深層-ちくま学芸文庫.pdf
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ユングの愛弟子フォン・フランツによるラテン小説「黄金のろば」の心理学的解釈。フォン・フランツは本作を通して「男」が母親コンプレックスを克服し「男性」になるか論じている。本編とは無関係に存在すると思われた挿話がいかにルキウスの真理を反映しているか、また文明に毒された現代人がいかに自己に回帰するか本書に示されている。
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