ブルキナファソを喰う! (叢書 地球のナラティブ)
本, 清水 貴夫
によって 清水 貴夫
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内容紹介 “アフリカを胃袋で知る男"アフリカ人類学者・清水貴夫が招待する目くるめくブルキナファソと西アフリカの食の世界! ウスビ・サコさん(京都精華大学学長、アフリカ出身として初の日本の大学学長)、高野秀行さん(ノンフィクション作家、『辺境メシ』などの著者)も太鼓判! 目次より[食前酒]余は如何にしてアフリカ人類学者に成りしか——ちょっと早いけれど僕の自伝[前菜]ブルキナファソ事始め——ブルキナファソの今と僕の友だちについて[ファースト・ディッシュ]ブルキナファソを喰う! ——その1 ブルキナファソの食文化 基本の「き」[食間酒]アフリカ人類学者の備忘録より——研究というこんな日常1[セカンド・ディッシュ]ブルキナファソを喰う! ——その2 愛しのコメ料理たち[食間酒]アフリカ人類学者の備忘録より——研究というこんな日常2[サード・ディッシュ]ブルキナファソを喰う! ——その3 ブルキナ・メシのさらなる深みへ[デザート]ロンリー・ブルキナファソ、あるいは、ブルキナファソの歩き方——基本情報と旅の“役立ち! "指南[ディジェスティフ]あとがき 著者について アフリカ人類学者。高校以来のラグビーで鍛え上げた肉体と強靭な内臓を武器にアフリカ(とくに西アフリカ)を疾走する。身長180cm、体重100±αkg(公称)。バックパックカーとして訪れて以来、20 年間にわたりブルキナファソで文化人類学のフィールドワークを展開。近年はほぼ2 カ月ごとのブルキナ渡航のペースに。ブルキナファソ人の多くの知人を持つ。趣味は読書、映画、食べること。時に自ら料理も行う。好物は、炭水化物と肉類、プリン。総合地球環境学研究所外来研究員、京都精華大学アジア・アフリカ現代文化研究センター設立準備室研究コーディネーター。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 清水/貴夫 アフリカ人類学者。アフリカの食、子どもや建築に関する文化人類学を研究。名古屋大学大学院文学研究科比較人文学講座満期退学後、総合地球環境学研究所、広島大学を経て、現在、総合地球環境学研究所外来研究員、(一財)地球・人間環境フォーラムフェロー、京都精華大学アジア・アフリカ現代文化研究センター設立準備室研究コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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いや~、おいしそうなものばかり。ワガドゥグの屋台の「厳母」の作る牛皮ソース、絶品のプレクスクス(鳥のクスクス包み焼)、もちもちの「ト(練り粥)」、お魚のスープのしみたスンバラメシ、ササゲのちまき、ピーナツ風味のトマトソースで食べる慈味豊かなコメ団子ムギラ、オゼイユやタマリンドで味付けされた炊き込みご飯・・・、オクラのソース、カニョコのおひたし・・・なんか、おいしそう。西アフリカ食ってもしかして、日本人の口に合うのかも??著者の記述も実に食欲をそそります。「メイズのトが少しザラッとした杏仁豆腐だとすると、ソルガムのトは密度の濃いウイロウのような口あたりだ。味ももちろん異なって、メイズのトはタマリンドの酸味が立ち、さっぱりとした味なのに対して、ソルガムのトは、タマリンドの多少の酸味があるものの、穀物の香ばしさが際立つ。」(本書p127-128)メイズの「ト」とソルガムの「ト」の違いを解説したこの記述。アフリカの豊かな食文化を伝える著者の繊細な舌と筆の力にうなります。巻末には、ワガドゥグの「旨いメシ屋」のグルメ地図も!この本を持って、ブルキナに行って、わたしも、「ブルキナファソを喰いたい!」
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